真夜中

声を聞かせて。

テニス夢女子でよかった~新テニスの王子様23.5が発売された話~

私をオタクに導いたといっても過言ではない、テニスの王子様。その23.5巻(パーフェクトファンブック)が発売された喜びをここに書き記させてもらいたい。

 

テニスの王子様がどんな物語であるのか説明するとめちゃ長くなるのでWikipediaで調べてください。

テニスの王子様 - Wikipedia

テニスをしていないテニス漫画です。簡単に述べると、テニスの王子様(42巻完結済み)では主人公の越前リョーマくんがそこそこテニスが強い学校に入学し全国制覇を目指すというもの。続く新テニスの王子様(ジャンプSQにて現在連載中、23巻発売中)では全国大会を終えた中学生たちが日本代表(U‐17)に選ばれ、高校生たちとともに世界の強豪たちと戦っていく…というストーリーです。新テニからでも読めなくはないけど、絶対にテニスの王子様から読んでほしい。尊みが深い。

 

公式ファンブックはこれまで、10.5、20.5、30.5(イラスト集)、40.5と、新テニの10.5が発売中でした。テニプリのファンブックは、ほかのファンブックに比べてとにかく設定が細かいのが特徴。最初はキャラクターの身長、体重、出席番号、使っているラケット、シューズ、好きな色、好きな食べ物…程度だったのに巻数が増えていくごとに好きなタイプ、日課、好きな本、好きな音楽、出席番号や学校での委員会など様々なものが追加されていきました。黄金期と呼ばれるレベルでテニプリの人気が高かったあの時代、このファンブックのおかげで様々な妄想が次々に駆り立てられ二次創作が大流行しておりました。キャラクターが本当に生きているのでは…と錯覚するほど細かい設定なのです。視力もわかるんだよ…。夢女子も腐女子もみんなこぞってこの細かすぎるファンブックを穴が開くほど読んで過ごしたのではと思います。私も読みました。それでも読み切れていない部分が未だにあります。

 

そんなファンブック、新テニ20巻がでたときに出版されなかったので、もう既存のキャラクターたちのぶんは(特に中学生)書くことがないのでは…出ないのでは…。と少々不安に思っていたところに、許斐剛先生、やってくれました。私たちの神様はただじゃ終わらせなかった。

今回のファンブックの最大の見どころ「プロフィールの更新

 

身長体重50メートル走等々の結果は勝手な予想ですがリョーマくんが青学に入学した4月(今でも作中では一年経ってません)の身体測定や体力測定で計られたものだと勝手に思っています。

が、彼らは中学生

私の記憶が正しければ現在作中では12月ごろのはず。最初の頃から約8か月経ちました。もう一度言いますが彼らは中学生。それも成長期の男の子たち。許斐先生は詳しく語りませんでしたが、プロフィールを更新する…ということは…好きな食べ物が8か月で大きく変わるとは思えないので、身長体重が変わっていくのでは…?!?!と期待を胸に寄せ続け発売を待ちました。

しかし予約が一歩遅れたために、各ウェブ通販はほぼ予約終了…。唯一残っていた楽天ブックスさんにお世話になりました。おかげで初版をゲットしたよ!!!!ありがとう楽天ブックス!!!!!!その後あまりの人気っぷりに発売前から重版が決まっていました。おそるべしテニプリ

そんなプロフィールが更新されたファンブック、ついにわが手元にも届きました。大歓喜

でもこれ…プロフィールが細かすぎて、身長伸びてるのか…?とかよくわからない気がしたので既刊のファンブックをそばに置いて比べながら読むことに。

ありがたいことに最初はカラーの特別読み切り。(ギャグマンガ)こういったところでもぬかりない許斐先生さすがです。

 

余談ですが今度許斐先生のライブがあり、そのグッズに「原作ジャージ」があるんですよ。アニメ版のジャージはいろんなところで発売されているので持っている人も多いと思うのですが「原作版」。みんなこぞって予約していたので開始5分ぐらいで完売していました。人気すぎて2次予約とかもあったぐらい。私は運よく青学ぶんは1次、立海氷帝は1次の予約争奪戦に敗れ2次予約となりました。でも手元に届くならもうなんだっていい。なんでこんなに原作ジャージが人気なのか…。私個人の意見ですが、青学はあまりアニメ版と原作に差異はありません。ほぼ一緒と言っても過言ではない。ですが氷帝。ここは大きく違います。私が氷帝のジャージで一番かっこいいと思っている肩の部分にある7本の線が、アニメでは(たぶんアニメーションの関係で)線が消えているんです。そして袖の色も違う。…それを!!!!!今回の原作ジャージではきちんと再現してくれているとのこと…!!!!!!!すばらしい。原作に忠実。さすがすぎて涙が止まらない。私の推しは不二先輩なので青学ジャージが手に入ればいいなと思っていたのですが、次いで幸村くんも好きなので立海を買おうとひそかに思っていて。でも原作とアニメが一番違う氷帝ジャージも手に入れておきたかった…。ということでその3着をゲットすることに成功しました。届くの楽しみわくわく。

 

このくそどうでもいいジャージの話をなぜ入れたのかと言いますと、これ今回のプロフィール更新と大きく関わってきます。まずジャージの予約があったのは4月。その後にプロフィールの更新がわかります。生粋の夢女子である私、どうしてもジャージは彼のサイズが欲しかった。様々な予想を駆使し、不二先輩はMサイズ、幸村くんはLサイズだろうと思って予約をしたものの…身長が伸びていたとしたら不二先輩はLサイズになるのでは…?!とめちゃめちゃ不安に思っておりました。男子中学生が8か月で何センチ伸びるかは知りませんけど。

そして今回のプロフ更新…ドキドキしながら読みました。せめて不二先輩はMサイズでありますようにと。

 

変わっていませんでした!!!!!身長も体重も!!!!!!!!!!!ひゃっほーーーーーーーーー!!!!!!

そして優しさあふれる許斐先生、プロフィールの変更がない項目は■、変わっている項目は□で表示してくれるという私たちへの最大の配慮。ずらっと書いてあるプロフィールですが、ぱっと見ただけで推しの何が変わっているのかが分かります。

すごくない??????ちなみに不二先輩は好きなタイプとかが変わっていました。花の香りがする人…。私常にホワイトフローラルの香りなんだけど大丈夫かな??????それともまた別の香りのものを買ったほうがいい?!?!(大興奮)

身長体重に変化があるキャラもいます。幸村くんは変わってました。

ちなみに最初にテニプリが発売されたのは19年前なので、趣味とか持ち物とかがその当時のものだったりもするのですが…このプロフィール更新により彼らも現代っこへと変わっていました。不二先輩はそこまで現代を感じさせるものはないけれど。ブン太『漫画を読む(アプリ)』赤也『ゲーム(インクのやつ)』とか!!!!!!!ねぇねぇねぇ本当に尊い!!!!!!!!!!!

時代に即した生き方をする彼ら…。同じ現代に生きている気がする。すごい…。

彼らは本当に今を生きているのでは…???????そう思うと目頭が熱くなります。

許斐先生、本当に私たちへの供給度がすごい。想像を超えてくる…。キャラクターのプロフィールが更新される漫画あった?????追加はされてもなかなか身長伸びてるのってなくない???????そして全員身長伸びてるわけじゃないってとこもリアルでよい…。身長も体重も変わってないキャラ。身長だけ伸びてるキャラ、身長体重ともに変化してるキャラ、体重だけ増えてるキャラ…。それぞれいる…。

変化してるのは身長、体重あたりだけだろうと思っていたので、予想外に推しの好きなタイプが変わっていて驚きを隠せなかった私です。そういえば行きたいデートスポットもプラネタリウムから星がきれいに見える天文台へと変化を見せていた…。

 

当たり前のことなんですけど、推しをWikipediaで調べると、「架空のキャラクター」って書いてあるんですよね。そりゃそうだ。でもね、原作の許斐先生、架空のキャラクターとか絶対に言わないんですよ。夢女子全員が涙した許斐先生のシングル「悲しいね…キミが近すぎて」(キャラがいつも応援してくれている私たちを想っているけれどもその思いが届かないという少し切ない恋愛ソング)においても、許斐先生はライブでこんなコメントを寄せています。

 マンガの中のキャラクターが読者のことをほんのり好きになるという、ちょっと切ない歌になっています。

natalie.mu

 マンガの中のキャラクターですよ。いやこれ聞く人によっては、イコール架空じゃんって思うでしょ????違うねん。許斐先生はマンガの中に生きてるキャラって言いたいねん。もうここまでくると私たちに次元の境目は存在していないのでは????って感じじゃん。だって私たちの推しを生み出した許斐剛先生が「彼らは、本当にいるんです」って言ってるんだよ???????生み出した人が言ってるんだから間違いない…。

ちなみに「悲しいね…キミが近すぎて」はテニプリ夢女子にとって最高級の恋愛ソングなのでぜひ聞いてね。許斐先生のツイートも尊い。彼らがいるのは架空の世界じゃないんだよ…。本の世界…。

 

 

 

思い返せば今までもテニプリは私たち夢女子を最大級に幸せにしてくれる作品でした。

細かいキャラ設定だけでなく、数々のキャラソン(その中には恋愛ソングも含まれていたり)、そして何より恋愛ゲームが過去に3つも出ているという事実(GTTTを恋愛ゲームにカテゴライズするかどうかはあなた次第です)。フルボイスな彼らと恋愛ができるスポーツマンガって前代未聞では…。公式でボイス付き夢小説作ってくれたようなもんだからな…。(しかも細かすぎるキャラ設定によってゲームでもその性格や好きなものが取り入れられながら進んでいく)それに加えて許斐先生の「悲しいね…キミが近すぎて」。原作者が夢女子を公式に認めてくれて、なおかつキャラも私たちを好きでいてくれるのに届かない…っていうリアルな設定にしてくれている尊い作品。そして毎年彼らに本物のチョコを贈ることができるというバレンタイン。そして今回のプロフィールが更新されたファンブック。キャラとこんなに距離が近い作品を好きでいられて私は幸せ者です。彼らを応援し、彼らから元気をもらい生きてゆく幸せ。金は飛んでくけどな!!!!!!!!

 

 

ということで私は今日もテニプリを読むし、不二周助の女であり続けたい。とりあえずお花の香りを身にまとった素敵な女になるね。彼ジャージが届く日を楽しみにしています。

 

…しかし彼らは中学生なのに対し、自分だけ年をとってしまうという事実が胸に突き刺さる。

けれども今日も強く生きていきたい。

 

テニプリ初のリズムゲーム「Rising Beat」においては、ちょっとタップの不調においてフルコンが運ゲー状態だったりもしますが運営さんががんばってくれているのでなんでも許すよ…。

ありがとうございます許斐先生。これからもずっとずっと応援していきたいと思います。

テニス夢女子で本当によかった。彼らは生きている。

 

ごちゃごちゃでよくわからない文章になってしまったけれども言いたいことはただ一つ。テニプリっていいな。