新テニスの王子様 BEST GAMES!!手塚vs跡部を見に行った
私の人生のバイブル『テニスの王子様』ですが、現在全国19都道府県で特別に映画が上映されていることを皆様はご存知でしょうか。
映画といっても約1時間。体感時間は20分ぐらいです。
なぜ今映画が…と思われるかもしれませんので簡単に説明させていただきます。
昨年、テニスの王子様の漫画、アニメ、ミュージカルの3つが合同で「オールテニプリフェスタ」と称してイベントを開催しました。その際、ファン投票にて過去のベストゲームを決めよう!というものがあり、見事1位となったのが今回の関東大会1回戦の「手塚vs跡部戦」です。
その後、テニスの王子様(新ではないほう)の全国大会が3Box、アナザーストーリーが1Box、Blu-rayで発売されることが決定しました。それだけでなく、この伝説ともいえる一戦もBlu-ray化しよう!!!!!ということで、10月に発売が決まっています。それを記念して、2週間だけ全国の映画館で上映することが決定したそう。
なので新しいストーリーというわけではありません。テニプリファンは確実に知っている1戦なのです。
ですが、今回Blu-ray化したことにより新しく作り直したそうで、演出も新しく、声も撮り直してあるとのこと。
それに加え、来年1月のテニプリフェスタ(青学vs氷帝)の最速先行の申し込み券もついてくるので絶対に見に行かなければならない!!!!!!!!と思いました。
そしてその感想です。ちなみに2回見に行きました。
本当にテニプリワールド全開で好き…!!!!!!!!
まずのっけから、絵がきれい。あの頃を思い出すと、映像きれいになってよかった…!!!!ありがてぇありがてぇ。
出だしは(どんな技が登場しても動じることなく点数をカウントすることで有名なテニプリ界において最強なのではと噂される)審判の試合開始の声からスタートです。
オープニングは各校ちゃんと出してくれるのうれしかったよ!!!!緑山中まで出てきててさすが…と思いました。
立海出てきたときには、ゆ、幸村くんがいねぇ…!!!!!と思ったけれどもちゃんと病室にいました。そうかこのときはまだ病室…。貴重な儚い時代の幸村くん…。一瞬だけど尊い…。美しい…。
あぁ過去には本当にいろんな学校あったよね…好き…ってなってる。
オープニングですでに尊いの極み。
毎回汗にエフェクトかかってるのは笑ってしまうwwww
というかあれは確実に公式が笑わせにきている。
高架下の試合、手塚のジャージが薄い紫なのも笑ってしまうwwwごめんねwwwwww
アニメのときには「勝つのは氷帝!!」「勝者は跡部!!!!」しかなかったと思ったと記憶しているのですが、今回は「勝つのは氷帝!負けるの青学!」「勝者は跡部!敗者は手塚!!」と原作寄りになっていました。
各校が偵察に来ている…というシーンでの檀君がかわいすぎる件。
というかもう試合開始からみんな「手塚手塚」言い過ぎだし、跡部様においては「~だろ?なぁ手塚」ととにかく語尾に「手塚」がつく始末。みんな手塚部長が大好きすぎる問題。
今でこそテニプリは中学生みんな仲良しこよしみたいな感じだけど、このときの跡部様はまだ悪役感が強い気がしました。
試合自体結果もストーリーも知っているけれど、やっぱり見ると引き込まれる。
そしてちょくちょく入ってくる立海にときめく。
心配していた立海ジャージの色は、赤ではなくて黄色になっていました!!!!!ありがとーーーーーーーーーー!!!!!!!!やっぱり立海はあの玉子色よ!!!!!!好き!!!!!!!!!!!!!!(大興奮)
手塚は1年生の頃、先輩と利き手と逆の右手で試合をしたときに、先輩から腕をラケットで腕を殴られ、その後のトレーニングも相まって左ひじを故障していた…という過去の持ち主。
治ったはずなのですが、長時間のプレイは無意識のうちに肘をかばい肩に負担がかかってしまう…。
跡部様はどこをけがしたのかは知らないのですが、揺さぶりをかけるため「左腕痛めてんだろ?」と手塚を挑発。
しかし大石が「肘はもう完治したはずだ!!!!」と言ってしまったために、「なるほど、肘なわけね…」と弱点に気づきます。
跡部様は自らの経験により(新テニとかでその経緯が分かったりするのですが)、相手の弱点を一瞬で見つけるインサイトがめちゃめちゃに優れており、その上持久戦が大得意。
肘が悪かったことを知ると、長時間でプレイすると肩に負担がかかることに気づき、持久戦に持ち込みます。長時間プレイしていれば相手が疲弊し肩も上がらなくなる、もしくは攻め急いで隙が生じたところに付けこもうと言う作戦です。
…しかし手塚、そんな甘い男ではありません。
あえて持久戦に挑む覚悟の手塚部長。跡部をはじめ、各校の選手がその心意気に圧倒されます。
かっこいい。
しかし跡部も氷帝200人の頂点に立つ人物。真田曰く「たまらんスマッシュ」(跡部的には破滅への輪舞曲)などの得意技も持っているので、ちゃちゃっと決着も付けられません。
…っていうか何度見ても、グリップにボールを当ててラケット弾き飛ばしたところを狙って点を入れに行くってスポーツマンシップとしてどうなのよ。
でもまぁこのときまではギリギリふっとんでいくのはラケットだからいいほうなのか…。
そして試合は続き、あと1球で手塚が勝てるというところまできたとき…。
手塚の左肩は限界を迎えます。
たまらず駆け寄っていく青学部員たち。
私も駆け寄りたい。
ですが、手塚はそれを制止し「まだ試合は終わっていない」と強く言います。
棄権することを進める部員たちですが、手塚は1年のころ大和部長とした約束を守り、なんとしても青学を勝利に導かなければいけないという強い信念のもと試合続行を決意します。このシーン涙なしでは見れない。部長、一生ついていく。
心配そうに見守る部員たちですが、ベンチで見守っていたリョーマくんはそんな部長の背中に向かって「俺に勝っといて負けんな」
「俺は、負けない」
ふたりとも顔を見ずに言うのですが、このシーン本当に二人の強さと信頼感が描かれていて大好き。
初期の頃の不二先輩と乾先輩はとにかくおしゃべりマシーンタイプで、跡部の情報を伝えたり技について説明してくれたりする役なのですが、不二先輩はこの時の手塚に向かって「普段クールな君の顔がそのすさまじさを物語っているよ…」みたいな心の声がありまして。
…ほんっっっっっとうに手塚のこと大好きだな!!!!!!!!!っていう(笑)
タカさんが病院から戻ってきて応援を始めたときの「タカさん…!」って声は完全に不二先輩ではなく甲斐田さんでした。好き。
跡部様も当初は肩が壊れるだろうと予想して試合していたのでしょうが、手塚が青学にかける思いをくみ取ってからは、ほぼ勝てる試合だったろうに、まったくうれしそうではありません。
とにかく全力で試合をしていきます。
タイブレークの突入し、ポイントを取られても必死に食いつく手塚。なかなか両者ポイントを連取することが出来ません。
原作の漫画ではこのへんで「誰かがつぶやいた、この試合ずっと見ていたいな…と」みたいなモノローグが入るのですが、それが好きな女です。
終盤入ってくる初の手塚と跡部のデュエットソングもとてもいい。ていうかこんなに長いことやってて、謎のデュエットやグループも多かったのにようやく手塚と跡部はデュエットしたんか…!!!!!
結果手塚部長の零式がうまくいかず、それを執念で返した跡部のボールを返球しそびれ手塚部長が負けてしまうのですが、最後までふたりとも応援したくなるそんな試合です。
真剣勝負とはこういうものだよ、というセリフがあるのですが、本当にそうだなと。
相手の実力に気づいて力を抜いて試合をするのは、相手にとっても失礼になること。お互いが全力を出し切って試合をするので見ているほうも手に力が入ります。
これが応援上映だったら確実にスタンディングオベーションしてるところだった。
私は不二先輩の女ですが、この試合は本当にベストゲームにふさわしいと思っております。
基本的にクールで物静かなイメージの手塚部長。今までも試合がなかったので、どのぐらい強いのか全く分からない状態での試合。部員の頂点に立つ者の秘めた強い意志を感じることができた、点数で表すならば1億点の試合です。
書きたいこといっぱいあったはずなのに、書き出してみると何にもかけない…!!!!!!
声優さんたちが新しく声を吹き込んでくれた尊さ。(最新のキャラボイスが聞けるので)
テニプリ、初期の頃は声が安定してなくて…っていうことも多かったのですが、時間が経つにつれてキャラの個性が確定し声にも安定感が出始めて、今となっては有名になりすぎた声優さんも多くいらっしゃいます。
そんなたくさんのキャラの役をしている声優さんたちが、ちゃんとそれぞれのキャラの声を出してくれているありがたさ。
前に新テニのBlu-rayが出たときには、コメントに「どんな声だったか覚えてない…」みたいなことを書いていた声優さんもいらっしゃって、本当そうなるよね!!!!役やりすぎてね!!!!!ってめっちゃ共感した覚えがあるのですが、やっぱりさすがプロ。安定したときの声をはっきり出してくれているのでさすがです。
声優さんたちも愛してくれているのが伝わってくるこの作品、みんな見てください。Blu-ray出ます。買ってね!!!!!!!!
テニプリワールド全開なので、ジャンプしてスマッシュ打ったら相手もジャンプして返球してて空中戦かよ!!!!!みたいなことも多くてツッコミどころ満載ですが、本当に面白いよ。見ててはらはらするし、両者応援しちゃう。
あとなにより声がいい。
あーテニプリ見返したくなった。ってことで先日発売されたBlu-rayBox全国大会篇でも見よう。あれは比嘉中とかそのへんだったよね…。蜻蛉包み…。
一番おもしろかったのは、私が行ったのが田舎だったからなのか座席がらっがらなのに1番スクリーンで上映されてたこと。
なんでこんな広いところで上映してるのwwwwwww
2回いったうち、初回は狭いスクリーンで自分たち以外に2名、2回目は1番スクリーンで10名ほど…。
そしてみんなほぼ真ん中の座席を取っているというwwwww前列のライブで言えばアリーナ的な座席、誰も座っていなかったよ…wwwwwww
あれはなんでなの???w指定でもあるの?????
とはいえ、47分の19なので、我が県で上映してくれたことがありがたい。
なんでだろう。がんばってチョコ贈り続けていることが功をなしたのかな。
ありがとうございますテニプリ。
あしたもがんばれる。
そしてベストフェスタ当たってくれ!!!!!!
おしまい。