真夜中

声を聞かせて。

READING HIGH 音楽朗読劇『Homunculus~ホムンクルス~』感想

12月10日() カルッツ川崎にて、READING HIGHの初公演 音楽朗読劇『Homunculus~ホムンクルス~』観劇してまいりました。

 

出演者は以下の通りです。(敬称略)

・シドニウス:諏訪部順一

・アーベル:梶裕貴

・バルド:豊永利行

・エーレンフリート:甲斐田ゆき

・ユリウス:梅原裕一郎

・ヨハンベドガー:関智一

・フェルナンド枢機卿石黒賢

 

まず出演者さん超絶豪華ですよね。

私は大好きな大好きな大好きな甲斐田さんが出ているとのことですぐにチェック。

でもどうしても前後の日が休めずに、確実に行けるのが10日の昼公演だったのでそこだけに絞って申し込みました。

するとまぁ奇跡的に!プレミアムシートが当選し、発券したら最前列だと判明!

うれしすぎてずっと楽しみにしていました。

 

ちなみにめちゃめちゃ余談ですが、川崎フロンターレの優勝パレードが川崎駅付近であるとのことで、付近本当に大混雑。昼公演直前とがっつりかぶっておりまして、かくいう私も渋滞と人ごみに巻き込まれました。そして乗っていたバスで真横からパレードを見るという謎のラッキーも。笑

川崎フロンターレの皆様優勝おめでとうございます!!!!

ちゃんと公演には間に合いましたよ!

 

事前に諏訪部さんのツイートでマスクを持ってきたほうがいいかも、とのこと。

マスクがとっても苦手な私は、マスクをして集中できないかもしれないということと、スモークがすごいということを天秤にかけまして、私はスモークでむせたりすることもなかろうと思ったのでマスク着用はしませんでした。集中して見たかったのです。

たしかにものすんごいスモークだったのですが、マスクなくても平気でした!ちゃんと集中して見れたよ!!!!

 

見るまでは音楽朗読劇というのが謎で、歌ったりするのかな?と思ったのですがちがいました。

全く歌いません(笑)

生のバンドの演奏があるのでとっても臨場感がありまくる!!!!!迫力が違う!!!!!

 

感想とか苦手なので覚えていることを書き綴ります。ぐちゃぐちゃだけど許してください。

 

出演者さんが限られているので、数名複数の役をされている方がいらっしゃいましたが、さすが声優さんですよね。役に合わせて声が全然違うのすごい。

先ほども書いた通り最前列だったのですが、立ち位置的に豊永さんの目の前の位置だったんですよ。

で、甲斐田さんは少し遠めだったのです。

私どうしても目の前にいる人を追ってしまう癖があるので、大好きな甲斐田さんも見てはいたのですが豊永さんをとにかく見続けてしまいまして。

立ってても座ってても豊永さんをやたらと眺めてました。ブスが凝視してごめんなさい豊永さん。終始可愛かったですハイ。

豊永さんは役的に純粋で可愛らしいキャラクターで、その感じがとっても表れていて、立っているときにも右手を腰にあてて立ってたり(あれで左手に台本だからずっとそのポーズを維持するのは難しくないのかなと思ったり)、座っているときにも手を足と足の間に置いてめちゃめちゃかわいらしいポーズで座っていたり、とにかく本当に可愛すぎてもうなんかシリアスな話なんだけどその可愛さにニヤニヤしてしまった。

一番かわいかったのは、シドニウスのことを「うん、ほとんど犬!!!!」って無邪気に言うシーン。会場笑いが起きてたよ。かわいすぎか。

それにとても器用に水を片手で飲んでいらっしゃいました…。蓋を外して飲めばいいのに、片手で蓋を抑えつつ水を飲むという…。何回か飲んでらっしゃったのですが、そのたびにそうやって飲んでおられて。めっちゃ器用だなこの人!って思いました。

下からすんごい見てたからねごめんね豊永さん。

あと勝手なイメージだったんだけど豊永さんそこまで低音でしゃべるイメージがなくて…。違う役をしていたときに低音になっていたので、えっすっごすっご…って思いました。あんな声出せるんだね…。

 

そして諏訪部さん。目が見えない役だったのですが、まさか本当に見えない感じで立ってらっしゃるとは思わなかった…。ほぼつぶってるか台本見るときに薄目って感じで。プロだなぁと。座っているときにもきちんと背筋を伸ばして座っていて、ただ座っているだけでもシドニウスの佇まい。凛とした空気がそこにはありました。ひとつだけ、パパの名前を噛んだんですよね。諏訪部さんですら噛むことがあるんだ…と衝撃を受けたのと同時に、生だからそういうこともあるし、むしろ諏訪部さん人間らしくてとってもよかった…。同じ人間だった…。シドニウスさんの最期のシーン号泣ものだったですよね。感情移入めちゃくちゃした。

 

関さんは役の使い分けがめちゃめちゃお上手で、ご飯を食べたりするシーンもさすが関さんって感じでした。

兄さんが大好きだったっていうシーンに「わかるそれな…!!!!!!!」ってめっちゃ共感した。ベテランさんなので安定感というか。安心して見てられるというか。関さんのお声はやっぱり聴きやすい。

 

梶さん。ぷんすかしてる役だったけどそれでもかわいかった。位置的に遠かったので横顔って感じでしたけどね!!!!!!!でもやっぱりさすがだなと思います。いろんなアニメで主演やってるだけあるわ。そしてファンが多い理由もわかる。低音のキャラ増えればいいのにねーと思いました。かっこよい梶さんの低音。

 

梅原さん。立ってるだけでかっこいいすごい。スタイルの良い美男なのであの赤いお衣装めっちゃめっちゃ似合う。足が長いから長いコートが映える映える。そしてまぁいいお声ですよね。知ってます。「私好みです」ってセリフが何回か出てくるけどその言い回し私たちをどうしたいんだってほどツボでしたありがとうございます。ただ後ろの上にいらっしゃったから、私の座席からはとにかく上を見なければならず首がやられました梅原さん。バンド紹介の時に見えやすいようにと椅子から降りて横にしゃがんでたんですけど、イケメンがするとその行動すらもかっこよく見えるんだなって気づきました。

 

石黒さん。俳優さんなだけあります。顔の表情がものすごいうまかった。そして声優さんに引けを取らない声の演技。声も通って聞き取りやすかったし、役にめっちゃあってるなーと思いました!!!!最初は敵!!!何者!!!!と思ってたけどなんだかんだいい人だったね…。

 

大好きな大好きな甲斐田さん。弟子の役のときの声最高に好みです…。あぁもう大好き…大好き…ってなりました。エーレンフリートのときの声も好きですよもちろん。甲斐田さんにしては珍しく気が強い少年だった気がします。いつも優しかったりちょっとけだるげな少年って感じだったもん。気が強いというか強くないと生きていけなかったからっていうところなのかもしれない。その心の脆さと必死に生きてきた部分を強く感じ取りました。「生きたいんだ!!!!」って叫ぶシーンは、涙なしでは見られなかった。鳥肌立ったし圧倒されました…。

 

本当、最後のシーンは涙なしでは見られなかったんだけど、さすがに最前でがっつり出演者様のお顔が見える席でブスがぶっさいくに泣くわけにはいかねぇ!!!!と思って必死に耐えました。が心の中では号泣です。思い出すだけで泣ける。兄さん!!!!!!って私も心の中で叫んだ。物の言い方は静かなんだけど、お兄さんの強さと優しさ、弟たちへの愛がとっても表れていたよね…。諏訪部さん長男にしたのは本当にさすがとしか言いようがない。終始イケボだった…。イケボという言葉では浅はかすぎるのではないかというほどいい声でした。

 

「命」「生きる」という重くて深いテーマだったのですが、私は今まで適当に生きていたなと思います。ホムンクルスたちのほうが生きることについてしっかり考え受け止めながら生きているな…と。

 

あいさつで梅原さんが「家族を大切にしたい」とおっしゃっていたのですが、本当にそう感じるお話だったなと思います。4兄弟についても、ベドガーの幼少期についても、エーレンフリートの幼少期についても、「家族」というものが何なのか語りかけてくるものでした。

1公演しか見ることができなかったのが悔やまれますが、それでもこの公演を見ることができたのは本当に幸せだったし価値のあるものでした。

演出も出演者さんも音楽もストーリーもすべてがすごい。全員の凄さが凝縮されてこんなにいいステージになっているのだなと感じました。さすがプロです。

 

シリアスなお話だったので(兄弟は追われているし)ずっと緊迫しているっていう雰囲気だったのですが、最後の挨拶のときにはすばらしく和やかムードでした。

スモークがなかなか取れず、2、3階席が見えづらかった諏訪部さんは後ろのほうの安全確認を行っておりました(笑)1階は見えるから安全確認できてるんだけどねって。

梶さんは火薬の量が増えていて実は内心動揺しまくったけど、それが表れちゃうとお客さんも動揺しちゃうから必死に耐えてましたというかわいいお話をしていらっしゃいまして。笑いを誘っておりました。あれだけ緊迫していた空気を一瞬で和やかな感じに持っていけるのはさすが梶さんの人柄というか、優しい笑顔の力だなと思います。

豊永さんは逆に最初はビクビクしていた火薬とかの音だけど、だんだん慣れてきて「ヒャッハー」な気分になったそうで。車に乗っててクラクションならされたときにもヒャッハーってならないか心配っていうコメントでした(笑)あれ私たちですらだいぶんでっかい音だったから近い演者さんたちはさらに爆音だったろうなあ。

関さんはフロンターレのパレードに合わせて、車につけるナビ?みたいなのを買ったそうです。おかげで混まない道をストレスフリーで来れたとか(笑)

石黒さんはなぜ前列の人たちがやたらとマスクをしているのか疑問に思っていたようで。前列いろんな人がスモークが!!っていう仕草をしていました。それね、たぶんみんな諏訪部さんのツイート読んだんだよ。(笑)

甲斐田さんはこの同じ日にたくさんのイベントがあっている中、脳内でどこに行くか戦わせ勝ち抜きこのホムンクルスを選んでくれてありがとうございますとのコメント(笑)いやもうむしろホムンクルスめっちゃ出てる人豪華ですけどね!!!!!!そりゃ勝ち抜きますよね!!!!!!!私が知っている上でやっていたほかの声優さんのイベントと言えばネオロマぐらいだけど、もしかしてほかにもいっぱいやってたのかな???そして自分にとっては、スタッフさん他関係者すべてがシドニウス兄さんのような存在だとおっしゃっていました。

諏訪部さんは、この音楽朗読劇は今までのものとは違う…例えるならば牛丼みたいなものだとおっしゃっていました。それに対して「え?!」っていう共演者さんのつっこみ(笑)●●牛ができる前までは牛丼って今のような存在のものではなかったけど、あのチェーン店ができてから身近なもの、それが牛丼ってものに変わった。だからこの作品も音楽朗読劇にとってその皮切りになってくれたら…みたいなコメントでした。

 

興奮冷めやらぬまま帰路についたのですが、今回素晴らしいグッズ「プレイボタン」というものがありまして、帰りながら聞けるんですよね!!!!初日の音声らしいけど!!!!!内容は一緒だし!!!!!!なんてすばらしい時代になったんだ。ありがたや。最後のシーン聞くたびに「あぁぁぁあぁぁあああああぁぁぁぁ」って叫びそうになるし号泣もの。

でもやっぱり映像でも見たい。というか再演希望。あの空間で爆音やスモークを感じながらもう一度見たい。生であることに価値がある朗読劇でした。4回で終わらせるにはもったいない。今日の公演は撮影が入っていると貼りだしてあったので、もしも…反響が大きかったのなら円盤化してくれるのかな…。早くもホムンクルスロスだよ…。

 

あっグッズはこんな感じ。

演者さんが使っているものと同じ台本(2冊)、パンフレット、ファイル2種類、プレイボタン

(ほかにREADING HIGHのトートバッグとチケットファイルがありました)

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台本見るだけでにやにや。本当に演者さんと同じだぁ…って思いながら見てました。始まる前の時間にはパンフレットをにやにやしながら読み、ある程度の基礎知識を頭に入れ、休憩ではACT1の台本で聞きそびれたセリフなどを「あーなるほど」って思いながら読み返して頭を整理。

最初にパンフで基礎知識入れててよかった。なるほどそういうことね!ってところが数か所あった。世界観が独特なので何もわからない状態だと少し難しかったかもしれない。

最初のほうでは、パンフレットの演者さんのコメントを読んでかわいいなぁ…って思ってしまって、どうしてもにやにやしてしまったところもありました(笑)すみません( ˘ω˘ )

 

ちなみにプレミアムシートのプレゼントは大きめのポストカードとブランケットでした。

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最前列って本当にストレスフリー。少し首は痛くなるけど、前に誰もいなくて視界に入らない。直接演者さんを見ることができるすばらしい座席でした。

今年のチケット運が今後も続きますように…。

 

出演者の皆様、バンドの皆様、スタッフの皆様、そして藤沢さん。この素晴らしい朗読劇を生み出し、感動を与えてくださりありがとうございました。生で見ることができて本当に幸せでした。