真夜中

声を聞かせて。

好きなものを否定する人に出会った話。

しがないオタクの思い出した記憶の片隅だと思って読んでください。

 

 

 

 

化粧品のことについて書くことが多いので、もしかするとご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、プロフィールにも書いている通り私は好きなものが多いです。

主にJ事務所の3次元アイドルと、2次元(たまに記事を書くシチュエーションCD、声優さん系)、そして夢の国と化粧品や服、アクセサリー、雑貨を買うこと。そしておしゃれなお店でのランチやディナー、紅茶も大好き。

他にも書くとたくさんありますがぱっと思いつく限りこんなものです。

 

 

 

 

だいぶ前にさかのぼりますが、私は小学生のころから2次元オタクで、中学生に入りJ事務所のオタクになりました。世は夢小説全盛期。個人サイト、mixi、あの辺が一気に流行った時代を生きてきました。

そう、テ○プリハガ○ン全盛期。ランキングサイトがはびこり、盛り上がっていたあの頃。

オタク生活により昔から刷り込まれた、HP上に個人情報を載せないこと・そして現実世界ではオタクだとばれないように生きていくことを未だに守りながら生きています。

ばれてしまった暁にはしょうがないので公表していますが、基本ほとんど言いません。J事務所が好きというのは少しは言いやすいので、知っている人は多いよ。

 

 

そんな私ですので、初対面の人には絶対にオタクだとバレないように過ごしています。

J事務所オタクも、2次元のオタクも世間からすると理解されにくい趣味だからです。後ろめたいと思っているわけではありませんが、理解されにくい、否定されがちな趣味なので否定されるぐらいなら最初から言わずに生きているほうがいいと思うからです。好きな人同士で集まってこっそり語り合っているほうが、よっぽど幸せになれます。

 

世の中にはなぜか、好きなものを必ず否定しにかかる人種がいます。

 

私にしてみれば本当に意味が分かりません。

人の好きなものをあざ笑い否定して何が楽しいのでしょうか。

しかし一定数いるのは間違いないのです。

 

J事務所が好きなことや2次元は、以前に比べ今は言いやすい雰囲気もありますが、今でもわりと否定しにかかる人が多いです。

それらが好きだというだけで気持ち悪い、いい年して現実見てといわれることもしばしば。

なので今でも、本当に心を許した人や同じ趣味の人にしか打ち明けていません。

それらが否定されることも悲しいので言わないように心がけていますが、思いがけないところで否定されてももう仕方ない…と思っています。オタクよ強く生きていこうね…。

 

 

 

なので趣味を聞かれるとそういった否定されやすい趣味は避けて答えています

「買い物が好き」「ディ○ニーが好き」「カフェ巡りが好き」というように。

 

 

  

数年前に出会った人にも同じように趣味を聞かれたので、私は「ディ○ニーが好き」と答えました。

大体の人は、なんのキャラクターが好きとか、アトラクションは何が好きとか、映画だったら何が好きとかそういったことを聞いてくれます。自分はこれが好きだよと言ってくる人もいます。今まで否定されることはありませんでした。

しかしその人は違いました。「ディ○ニーが好き」と答えた私に向かって「子どもみたい」ときっぱり言ったのです。

好き嫌いは誰にでもあるし、嫌いな人がいてもおかしくはありません。

そういう考えもあるなと思いましたが、そう言ってくる時点で私と合わないことは明白。あとは社交辞令の会話しかできないと思ったので「そうですね~子どもっぽいんですよ~」と適当に返事をした覚えがあります。

そこで相手も引き下がってくれれば私の印象にも残らなかったと思うのですが、話はこれで終わりません。

 

その後その人は「普段どんな服を着るの?」と聞いてきました。

私はたしかその日もスカートで「ワンピースが多い」ということを答えたと思います。理由はたくさんありますが、形がかわいいことや自分の背丈を考えるとワンピースがぴったりくること。そして組み合わせによってはカジュアルにもちょっぴりフォーマルにもいけること。

服装の話ってだいたい盛り上がらなければ「そうなんだー」程度にしかならないと思うのですが、その人は「子どもみたい」と。

自分はショートパンツをはく女性が好きだということを熱弁されました。ワンピースが子どもみたいってどういったイメージなんだろう…と本当に頭を悩ませました。大人の女性でもフォーマルの服にワンピースを着る方は多いと思います。ショートパンツのほうが大人は着れないよ…と思います。あんなに足出せないよ…。

もうそこまで私のことをバカにするなら、会話をしなければいいのに…とめっちゃ心の中で思ったのですが、次々に聞かれるので一応は答えました。

何を答えても「子どもみたい、子どもっぽい」「自分は大人の女性が好きだから」とばかり言われるのでこちらも辟易しました。そしてしまいには、そのとき実生活で少し大変だったことを話すと「そんなことで文句言ってたら社会人続けられないよ」と説教交じりのことを言ってきたのです。服装もワンピースなんてやめて大人っぽくしてみたら?みたいなことを言われました。しかし私はパンツスタイルが似合わないことを自分でよく知っているつもりです。本当に似合いません。それに付き合ってもない、まして好きでもない人のためになんで私が自分の好きなファッションを捨ててでもイメージチェンジしないといけないのか…。

 

それなのに後日食事に誘われたので本当に意味が分かりませんでした…。

人の好きなものあれだけあざ笑い否定しておいて、まだ言い足りないのかよ…と唖然としたことを覚えています。

 

 

数日間へこみました。好きなものを否定されると、心はどっと疲れるようです。自分が大切にしているものをバカにされるということは、すなわち自分を全否定されているのと同じことです。心に直接ナイフをつきつけられたぐらい落ち込みました。

 

 

 

しかし数日経ち落ち着いた私は分かったのです。

別に相手がオタクでもオタクでなくても、好きなものを全否定する人間が一定数存在することに。

だってどうしようもないよ( ˘ω˘ )

ディ○ニー好き、化粧品好き、雑貨が好きって言って否定されるなんて、じゃあ逆に何が好きならいいんだよっていうね!!!!!!!!!!!!

趣味はありません毎日職場と家との往復ですお金ほとんど使いませんって言っとけばいいのかな。私そんなことしたら仕事のストレスたまりまくっていきていけねぇ!!!!!!!!!

 

たぶん私が何を答えたにしても、否定してきたんだろうなと気づいたのです。

 

否定することでしかコミュニケーションを取れない人がいることに気づけた。

それだけでも大きな収穫。

 

私がそうでないので、否定するタイプの人の気持ちはかけらもわからないのですが、相手の好きなものを否定しバカにして生きている人がいるということを分かっただけでも十分な社会勉強でした。

世の中には、 何を言ってもダメな人もいる。

 

…ということで好きなものをバカにされても、否定されても落ち込まなくていいとわかりました。

 

 

大概の人は、目の前で人が好きだといったものをバカにはしないのです。

しっかりとした教養のある人は、理解はせずとも嘲笑い否定はしないのです。

適当に角が立たないように会話を終わらせてくれます。

 

 

もし今趣味を否定されている人がいたら、黙って聞き過ごしてください。人の趣味をバカにしていい権利は誰にもありません。

 

 

オタクですが、理解してほしいということはそれを好きになってほしいというわけではありません。すべての趣味において。

理解しなくていいから、私が好きだということは覚えておいてほしいし、そっとしておいてほしい。

私がそれらに使うお金や時間について文句を言わないでほしい、ただそれだけ。

 

わざわざ好きな人同士でこっそりと楽しんでいるところに土足で踏み込んで、気持ち悪いありえない子どもみたいと荒らしていかないでほしい。

 

自分に理解できない趣味でも、誰かにとっては命を救われるほど大切なもの。

 

 

 

それを忘れずに生きていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

夜中に思い出したので、なんとなーく書いてみました。

読みづらいね。めんご。